こんにちは。cielYVCです。
前回書いた「メンバーのみんなへ(連絡事項)」に対してコメントを頂きましたので、
今回はそれについて書きたいと思います。
(
コーチKさん、コメントありがとうございます。)
反論するつもりはないのですが、メンバー含め、見ている人が誤解するといけないので
良い機会でもありますし、僕の考えを補足として書いておきます。
ビデオについては、まず、短絡的に「良い」「悪い」とは言えない(言ってはいけない)ということです。
それ自体の善し悪しよりも、その目的を明確にすることが大事です。
善し悪しを言うにしても、@技術の習得段階にもよりますし、Aビデオの内容自体にもよります。
まずAからお話します。
一口に「ビデオ」と言っても、その内容は大きく2つ(又は3つ)に分けられます。
○自分のプレーのうち、上手くいっていないプレー(ネガティブ)
○自分のプレーのうち、上手くできたプレー(ポジティブ)
○トップ選手のプレー、憧れの選手のプレー
もし善し悪しを議論するにしても、まずこの3つのどれを見るかによって変わってきますよね。
次に@について。。
技術習得は、
「基本(基礎的なプレー)」と「応用(創造的なプレー)」
のバランスだと思います。
(ちなみに、コーチKさんのおっしゃる“感覚”は「応用」のほうかな、と思います。)
習得段階(レベル)によって、この2つのバランス(ウェイトの掛け方)が変わってきます。
言うまでもなく、初歩の段階では「基本」のウェイトが高く、
レベルアップにしたがって「応用」のウェイトが上がってきます。
あくまでウェイトの掛け方が変わる、ということであって、
「初心者だから基本だけやればいい」「トップ選手は基本はいらない」ということではありません。
大切なのは、習得レベルに応じた「バランス」ということです。
初歩レベルでも、自分で考えるような創造性も必要でしょうし、
トップ選手でも、不調・スランプ時は「基本に戻る」ということはよく聞く話ですよね。
そこでビデオの内容別に、見る目的・効用を考えます。
○自分のプレーのうち、上手くいっていないプレー(ネガティブ)
これを見るのは、たとえばプレーの矯正すべき
ポイントを探す・把握する・確認するときに有効ですね。
フォーム改造のときなどもいいかも知れません。
ただここで注意点は、繰り返し見ないほうがいい、ということです。
繰り返し見ると、人間はどうしてもそれを脳裏に焼き付けてしまいます。
ネガティブなプレーを選手に
プログラミングしてしまわないよう注意が必要ですね。
見ても1回、多くても2回くらいにとどめておくほうがいいと思います。
○自分のプレーのうち、上手くできたプレー(ポジティブ)
これは、一番分かりやすいのは「イメージトレーニングとして」、ですよね。
こちらは逆に、繰り返し見ると効果的だと思います。
○トップ選手のプレー、憧れの選手のプレー
これも「ポジティブ」な映像と同じです。
技術習得レベルに話を戻します。
○基本技術習得には、もちろんポジティブな映像も効果的ですが、
今の自分のプレーを把握・認識することが大事で、
どこが基本プレーとずれているのか、などを選手自身に気づかせるためにも
ネガティブな映像を見せることも効果的だと思います。
実際、コーチがギャーギャー怒鳴るよりも、1回映像を見せるほうが
高い効果を生むことも少なくないようです。
○応用技術を習得する場合や、より高いレベルのプレーを目指す場合などは、
やはりポジティブな映像、そして自分以外のトップ選手のプレー映像などを
「繰り返し」見ることが効果的でしょう。
憧れの選手のプレーを繰り返し見て、実際自分がプレーするときにはそれをイメージしながら、
その選手になり切ってプレーする。…という話(効用)はよく言われることだと思います。
自分のプレー(ポジティブ)でも同じだと思います。
自分の良かったときのプレー映像を繰り返し見て、そのプレーを自ら真似る。。
サッカーの中村俊輔選手は、試合中にたまたま(偶然)できたスーパープレーを、より自分のものにするため
に、
自分のそのプレー映像を繰り返し見て、繰り返し練習して、完全に習得した、という経験があるそうです。
コーチKさんが教えてくれた、室伏選手の話も、この「技術習得段階」に当てはまるような気がします。
「以前は見てたのをやめたそうです」ということは、
最初の頃はビデオを見ていて、レベルが上がるにつれて見なくなった、と想像します。
見なくなったのは、「トップに立って、目指すべき選手がいなくなった」
ということもあるのかも知れませんね。
(自分自身の理想を、頭の中で思い浮かべる、という感覚なんですかね。)
こういうことから、短絡的に善し悪しを言うのは誤解を招きます。
あと、「トップ選手がこうだから」ということを鵜呑みにするのも良くないですね。
見習うことはとても大事ですが、特に指導側の立場の人間は、それが選手に当てはまるのかどうか
(年代や技術習得レベル、選手個々の特性など)精査して判断することが必要と思います。
僕自身も、
指導者のハシクレとして、改めて肝に銘じたいと思い、自戒の念も兼ねて書きました。
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